富士見町のスキー場「富士見パノラマリゾート」を運営する町開発公社と町は二十二日、入笠山ろく一帯に自生するヤマアジサイを挿し木で増やした苗約千本を、スキー場のゲレンデ脇に植えた。


ゴンドラリフトの山ろく駅近くにヤマアジサイを植える参加者たち=富士見パノラマリゾート

 町は高原に咲く花を生かした観光誘客を目指しており、町内外のボランティアも含め約四十人がゴンドラリフトの山ろく駅近くの斜面で作業をした。

 ヤマアジサイはユキノシタ科の落葉低木。高さ一メートルほどに成長し、七、八月に白い花を付ける。入笠山(標高一、九五五メートル)に自生している木を、公社職員らが昨年夏から挿し木をし、高さ二十センチほどまで育てた。

 また、苗床に種をまいて芽が出たクリンソウをビニール製のポットに移し替える作業もした。今年中に計五万個のポットをつくり、来年夏の植栽に向けて育てる。

 スキー場周辺の植栽作業は本年度で三回目。これまでにスズランやヤナギラン、オミナエシなど計約一万本を植えた。今後は入笠湿原内のヒメジョオンなど帰化植物の除去も予定している。

 町は今春、二〇〇九年度まで五年間の町観光基本計画を策定。町内に咲く四季の花や里山を生かした高原の魅力をアピールしていく。町産業課の担当者は「自然環境を整備して、後世まで残る観光資源をつくっていきたい」と話していた。