トリノ五輪スノーボード女子ハーフパイプの代表に内定している成田夢露(17)=夢くらぶ=と、男子有力候補の童夢(19)兄妹が、19日からニュージーランドで行われる全日本強化合宿に参加できないことが17日、明らかになった。

両選手の書類上の不備が原因。シーズンインへの最終仕上げができないことで、9月のW杯開幕戦(チリ)参戦は絶望的となり、開幕まで半年を切った五輪本番へも大幅な出遅れとなる。

トリノでメダルを狙える兄妹が、不測の事態に陥った。全日本スキー連盟(SAJ)関係者は「両選手とも登録の書類に不備があり、今回の合宿には参加できなくなった」と説明した。

夢露は6月いっぱいで契約が切れた用具メーカーに代わる新契約が難航し、SAJに用具のテスト申請を行えず、練習もできない状況。童夢は6月末に大阪の実家を離れて上京し、父・隆史さん(56)が主宰する「夢くらぶ」から脱退。都内で練習しているが、所属先が決まらずSAJへ新規登録申請ができていない。

残る五輪代表切符は、今季W杯3戦目以降の3〜4戦の実績で決まる。童夢は1戦でも多く試合に出場してポイントを稼がなければならない。W杯は9月にチリ、10月にスイス、11月にカナダで連戦があり、一刻も早い雪上練習が必要。兄は代表争い、妹はメダル取りへ向け、戦う前から窮地に立たされた。
(スポーツ報知)