17歳国母、スキー競技最年少の日本代表だ男子スノーボード・ハーフパイプの国母(こくぼ)和宏(17=登別大谷高)が2日、五輪代表に内定した。10月のW杯での優勝が評価されたもので、スキー競技では日本人史上最年少の五輪代表に内定した。トリノ五輪まであと100日に迫ったこの日、東京都内で全日本スキー連盟の日本代表メンバーが、そろって会見した。

今季の抱負を語る会見の席上でいきなり国母の内定が発表された。来年2月で17歳6カ月。スキー競技では、リレハンメル五輪代表の里谷多英(当時17歳8カ月)の日本人史上最年少記録を更新する。まだ高校生ながら「いい準備をするため早く決めたかった。安心して五輪を迎えられる」と冷静に受け止めた。

親子でつかんだ五輪キップだ。スノーボードをしていた父芳計さん(46)の影響で4歳から始めた。幼稚園のころから冬場は毎日2時間、親子でスキー場に通った。父に抱きかかえられながら滑る子供は、当時から地元では有名。夏場は空中感覚を養い、体を柔軟にするため、体操クラブにも通った。生活の中心にスノーボードがあった。

自衛官の芳計さんはヘリコプターの整備士で現在、国際援助隊の一員として被災地パキスタンに滞在している。週に1度は自宅に電話をかけ、愛息に「結果を出したからといって気持ちは緩めるな。練習を怠るな」というメッセージを残している。それを本人も肝に銘じている。

「まだ10人ぐらいは自分より上にいる。五輪で勝つために、もっと難易度の高い技を入れたい」と国母。五輪出場だけでは、もちろん満足していない。
(日刊スポーツ)