トリノ五輪のスノーボード女子ハーフパイプ代表に内定している成田夢露(17=夢くらぶ)が14日に都内で会見し、父・隆史氏(56)との“決別”を正式表明することになった。

懸案事項だった用具契約先は「ロシニョール」に決定。ドキュメンタリー映画に出演することも決まり、激動の中で再スタートを切る。

夢露はすでに周囲に「実家に戻るつもりはない」と決意を表明。7月18日に大阪府内の実家を飛び出したまま、ついに父が主宰する「夢くらぶ」から脱退する意思を固め、14日に今後の方針を発表する。

成田家は童夢、夢露、緑夢のスノーボード3兄妹として有名だったが、使用用具のスポンサー契約などのトラブルや、隆史氏との指導法をめぐる意見の相違から6月に童夢が“家出”し、現在は都内でプロスキーヤーの三浦豪太氏の指導を受けている。兄を信頼していた夢露は動揺し、自身の用具契約問題も浮上したため、悩んだ末に父の元を離れた。すでに1日から12日までニュージーランドで日本代表合宿をこなし、今後は親類の家に身を寄せて練習を続ける。

 「1人でどこまでできるか。慣れなきゃいけない」と今後は孤独なトレーニングを行うことになるが、悪い話ばかりではない。懸案事項だった用具問題はようやく解決した。大手スキーメーカーの「ロシニョール」との契約がまとまり、14日に発表される。

さらに、来夏に劇場公開されるドキュメンタリー映画「スノーボーディング・ザ・ムービー(仮題)」に出演することも決まった。ポニーキャニオンが成長を記録したもので、ハイライトは、もちろんトリノ五輪でのメダル獲得となる。父との“決別”を乗り越え、新たな1歩を踏み出す夢露には大きな発奮材料となりそうだ。
(スポーツニッポン)