21562122.jpgスノーボード・ハーフパイプ(HP)全日本の中井孝治(21=チームアメリカン)が、「内容と結果」の両立を重視する姿勢でトリノ五輪に臨む。山梨県内の室内スキー場で行われているHP全日本合宿に参加中の中井が13日、五輪への思いを語った。

前回ソルトレークシティー五輪は日本勢最高位の5位も、完ぺきな演技を見せながら点数は伸びなかった。当時17歳の少年にとっては酷な出来事だったが、今はもう吹っ切れた。

中井「あのときはいい滑りをしたと思うが、ビデオで客観的に見ると、回転に集中しすぎてグラブはしていないし、1位に比べると迫力はなかった。悔しくてもう1度、五輪に出ようと思った」。

前回五輪の活躍で一躍、脚光を浴びた。しかし、その後の「中井なら好成績で当たり前」という周囲の目に違和感を感じたこともある。

中井「五輪翌年のW杯は6位が最高でした。いい滑りをした結果の6位だったけど、周囲はそう見てくれなかった。成績だけでいい悪いは判断できない。一線級が出ていないW杯で優勝するぐらいなら、内容が良ければ五輪では決勝でビリでもいい」。

ただ、メダルをあきらめているわけではない。内容と結果(メダル)の両方を視野に入れる。今合宿も休みなく、滑り続けているのは中井だけ。すでに冬本番に向け臨戦モードだ。

中井「今はできる技の回転数を上げ、1080度(3回転)に挑戦している。五輪では自分で最高だと思える滑りをして、いい結果を出したい」。
(日刊スポーツ)