西武グループの中核企業コクドが、秋田県美郷町の「千畑スキー場」など新たに全国5つのスキー場と、北海道の「札幌北広島プリンスホテル」(北広島市)など2つのホテルについて、今冬の営業を休止することが17日、明らかになった。採算が見込めないのが理由。

スキー場は「千畑スキー場」のほか、新潟県中越地震で被害を受けたままの「小千谷山本山高原スキー場」(新潟県小千谷市)と、「三国スキー場」(同県湯沢町)、「日光菖蒲ケ浜スキー場」(栃木県日光市)、「札幌北広島プリンスファミリースキー場」(北広島市)が対象。休止方針だった「土樽スキー場」(新潟県湯沢町)は正式に閉鎖を決めた。いずれもリフト1本の小規模スキー場で、黒字を維持するのが難しい。

ホテルについては、北広島プリンスを11月21日から、「日光プリンスホテル」(日光市)を11月14日から休止する。採算が悪い冬場の営業を休んだ後、両ホテルとも来年4月22日からは再開する見通し。

コクドが休止を決めた千畑スキー場がある秋田県美郷町の小林宏和商工観光課長は「会社の方針なのでやむを得ない。従わざるを得ない」と冷静に受け止めた。

同スキー場は最盛期の1995年度に約3万5000人あった利用客が、2003年度には1万8000人に落ち込んだ。町は04年度にコクドと連携し、町内の小中学生への1日無料券の発行、一般客の1000円割引きなどの支援策を実施。利用客は2万5000人に増加したが、それでも採算ベースには乗らなかったという。

小林課長は「スキー場は町の重要な観光資源なので、来季以降の早い再開を西武グループに働きかけたい」と語った。
(河北新報)