スノーボードW杯ハーフパイプのザースフェー大会(21日・スイス)で通算3勝目を飾ったトリノ五輪代表内定の今井メロ(17=所属未定)が24日、帰国した。

成田夢露から改名した初戦に、初観戦した母多美江さんの支えの大きさがあったことを明かした。同じく優勝した男子の国母和宏(17)、女子モーグルの上村愛子(25)とノルディックスキー複合の高橋大斗(24)ら欧州合宿組も同便で帰国した。

今井は胸を張って帰国した。

「3勝目だけど、今回は新しいスタートとしてすごく意味のある勝ちだった」。昨年まで監督だった父成田隆史氏から独立。今回初めて、多美江さんが遠征に付き添った。独立騒動で練習が遅れ、体調も崩したが「試合前に『あなただったらやれる』と言われて、元気が出てきた」。兄成田童夢と3人で地元の家庭料理チーズフォンデュを食べ、励まし合ったという。

トリノの金メダル候補は、現状では満足していなかった。メロが五輪への秘策を打ち明けた。「もう一つ上の技を考えている。何をやるかは…」。今季から取り組んでいる2回転半のオリジナル技「メロウ900」をしのぐ大技への挑戦をほのめかしながら、さらなるステップアップを予告した。

妹の優勝に、童夢も「すごくうれしいけど、悔しい。成績だけは負けたくない。次は表彰台に乗る」と刺激を受けた。仲良しのモーグル上村愛子からも祝福を受け「今後もマイペースで行って、その中でベストを尽くしたい。もう1つ上の技も考えているけど、それは内証」と笑った。