スノーボード・ハーフパイプ女子でトリノ五輪代表に内定している今井メロ(17)が「ロシニョール・ダイナスタークラブ」と所属契約を結ぶことが24日、明らかになった。近日中に発表される。

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スノーボードのW杯で優勝し帰国した今井メロ

父・成田隆史氏(56)からの独立、成田夢露からの改名と揺れ動いた今井にとって、ようやくトリノへの万全の態勢が整うことになる。今井はこの日、優勝したW杯(21日、ザースフェー)が行われたスイスから帰国した。

26日に18歳の誕生日を迎える今井に一足早い“プレゼント”が届いた。7月に隆史さんが主宰する「夢くらぶ」から脱退したため所属先が未定だったが「ロシニョール・ダイナスタークラブ」に決まったことで、競技だけに集中することができるようになった。

今井は今月7日にアウトドア・スポーツ用品を扱うクイックシルバー・ジャパンと、スキー用品のグループ・ロシニョールの2社とスポンサー契約を締結。そのロシニョールが新たに立ち上げたスキーチーム「ダイナスタークラブ」に所属することが決まった。

同社のマテリアルを使用したスイス・ザースフェーで21日に行われたW杯では、高度なエアを披露して貫録の優勝を飾った。24日午前、成田着の航空機で帰国すると「母(多美江さん)に来てもらって心強かった。五輪まで挑戦者のつもりで頑張りたい」と笑顔で話した。登録名を成田夢露から母の姓に変えて臨んだ初めてのW杯。初観戦した多美江さんから「あなたならやれる」とアドバイスされたことでリラックスし、結果を出した。今後も、12月のW杯(カナダ)や五輪本番にも母を招待することを決めたという。

26日の誕生日には、大阪・本町のハードロックカフェで誕生会を開き、翌27日からは愛媛に移動して汗を流す。「新しい自分のスタートとして意味のある勝利だった」というW杯優勝と所属先決定の朗報を得て、さらなる飛躍を目指す。

≪童夢「次は勝つ」≫今井メロの兄、成田童夢(20=キスマーク)はW杯5位の結果に「今回は抑えた感じ。(男子で優勝した国母には)おめでとうと言うけど、次は勝つ」と闘志を燃やした。メロの優勝にも刺激を受けた様子で「うれしいし悔しい。結果では負けたくない」と複雑な心境を吐露した。月末までは愛媛でメロとともに練習する。

≪国母「トリノ五輪出場を決める!」≫ザースフェー大会で今井とともにアベック優勝した国母(こくぼ)和宏(17=登別大谷高)は到着した成田空港で「今年の目標はトリノ五輪出場を決めること」とW杯初優勝をステップとする考えを明かした。トリノに出れば17歳6カ月と、スキー競技では史上最年少代表となるだけに期待は大きい。「技の回転数を上げていく」と気合を入れていた。
(スポーツニッポン)