a2fb79a2.jpg滋賀県の伊吹山スキー場(米原市)が30日、48年の歴史に幕を閉じる。併せて、3合目の伊吹高原ホテルも営業を終える。施設の引き受け手はなく、跡地利用などのめどは立っていない。

伊吹山スキー場は1957年、近江鉄道(彦根市)が京滋の最高峰・伊吹山(1377メートル)の中腹に整備、開業した。ゴンドラ1基とリフト11基を備え、ピーク時の83年度はスキー客約19万人が訪れた。

ところが80年代後半からは、長野県や岐阜県にロングコースを備えたスキー場が次々とできて、客足が遠のいた。その上、雪不足や直射日光が当たる南向きゲレンデなどの悪条件も重なり、86年度から毎年1億数千万円の赤字を重ね、2004年までに累積赤字は33億円に膨らんだ。近江鉄道は5月に撤退を決めた。

地元の上野区は8月、旅館や貸しスキー、駐車場を経営をする住民14人が伊吹山対策委員会を組織。スキー場の継続を期待しているが、具体案は出ていない。森田清志委員長は「どこか企業が名乗りを上げてくれないか」と話している。

一方、米原市の川口貢商工観光課長は「伊吹山は市の観光の核だが、民間の事業を市が引き受けるのは無理。地元が方針を決めるのを待ちたい」と語っている。
(京都新聞)